当教室にコンクール期間レッスンに通われていたF君がジュニアクラシックコンクール全国大会小学生の部(高学年)で4位に入賞しました!
おめでとうございます!
私の父のクラスに通っているF君ですが、今回コンクールに初挑戦ということで当教室に期間限定で通われました。
曲はヴィニアフスキー作曲の「スケルツォタランティラ」
小学生が演奏するにはとても難易度が高い曲です。
レッスン内容
もともと、とても指が回るF君。難曲をスイスイ演奏していました。
基礎的なことはできているので、これに音楽的な要素がプラスできればクオリティの高い演奏が期待できます。
ここでのアドバイスは
2ビブラートの強化
3自然なrit
4音型に沿ったフレージング
これらを約3ヶ月間トレーニングしました。
和音に基づいた音程感覚を養う
冒頭から、分散和音を弾いていく形になるので和声を感じることが大切です。
冒頭の和音は「ソ、シ♭、レ」です、これに合った音程を探しながら演奏します。
耳を研ぎ澄ますことが大切です。
ゆっくりとはじめ、確実なものになるまで何回も練習します。
ビブラートの強化
フルサイズの楽器ですがまだ小柄なF君、ビブラートもどうしても手首からのみとなってしまうので、これを腕からかけるビブラートに変更できるようレッスンしました。
また、ビブラートはただかけるのではなく、あくまで右手から紡がれる音に乗せるスパイスのようなもの、どんな風にかけるかは計画的におこなえるように楽譜に沿って勉強しました。
自然なrit
曲の中のテンポチェンジが不自然になりがちだったのでそこを自然に聞こえるようにしました。
音型に沿ったフレージング
楽譜から見えてくる音のカタチから、フレーズを考える練習をしました。
具体的な例としては、音が跳躍する時には飛ぶ前にエネルギーがかかる。など
終わりに
もともと上手に演奏できていたF君が、音感やフレージングを学ぶことでより大人な演奏に近づくことができたのではないでしょうか。
それにしても、初挑戦での受賞は立派です!本当におめでとうございます!
F君のようにコンクール対策としてのレッスンも取り扱っております。
詳しくはこちら。