ヴァイオリンの構え方Part.2
基礎編前回に続き今回もヴァイオリンの構え方について書いていきます。
弓の構え方
以下のことを注意してみましょう。
・人差し指の第2関節より深く入らない
・親指、小指は丸くしましょう(これがムズカシイのです、、)
・強く握りしめない
まず、人差し指ですが演奏に夢中になってくるとどんどん深くなってしまい、気がつくと人差し指の根元の方まで来ていた!という事があります。
また、親指、小指も意識している時は大丈夫だけどすぐに戻ってしまう、、
この原因は、ズバリ身体のバランス感覚にあります。
小指が丸まらないのは小指だけのせいではなくて、そこに繋がっている肩や、首、肩甲骨など様々な部分の力みなどが、小指を曲がらなくさせているのです。
筆者自身も大学時代まで小指が丸まらないのが悩みでしたが、その後大学院に移り持ち方を1から徹底的に直したところ、綺麗に丸く持てるようになりました。
筆者の場合、結局の原因は首の力みと、弓を手先だけで操ろうとしていたことでした。
このように、別のところに原因がある事が多いので、弓の持ち方に悩んでる方は、体全体に着目してみるといいかもしれません。
左手の構え
・親指の位置
・左腕の角度
・指の関節を曲げて指を立てる
親指の位置は、奏者や先生方によっても考え方が様々あります。
指板より上に出さない、親指がちょっと覗く程度に、、、などです。
実際にYOU TUBEなどで演奏を見てもいろんな方がいますので、一概にとは言えません。
親指の長さも関係してくるので、個人差もあります。
ここでの提案としては、「不自然と感じない」ことです。
いろんな親指のバリエーションを試してみると良いでしょう。
左腕の角度は、演奏する弦によって変化します。
E線の時が一番外側に来て、隣の弦に移るにつれて内側に移動していきます。
また左腕は脇を締めすぎて胴に腕がつかないようにしましょう。
指は寝かさず、立てる方が素早く動くようになります。
第1関節、第2関節ともに曲がっているか確認してみましょう。(力みは入れないようにします)
幅広いビブラートなどをかける場合は反対に指を寝かすことがあります。
今回は以上になります!
次回はボウイングについて書いてみたいと思います!