バイオリンを習っている人、もしくは習おうかなと思っている人の中には、「バイオリンって難しい!」と思っている人がいるのではないでしょうか。
そう、確かにバイオリンは簡単に演奏できる楽器ではないです。弦楽器の中でも難しい分野に入ります。
では、「バイオリンはなぜ難しく感じのか。」そんな疑問に今回は取り組んでいきます。
バイオリンを難しく感じる理由とその対策について紹介していきます。
1.自分で音程を作る
まず1つめの課題は音程です。
バイオリンは指を押さえる位置に目印がありません。そんな状態から、自分で音程を作るため、正しく音程がわかる耳が必要になります。
また、指が少しでもずれると音程が変わってしまうので、しっかり正確な位置に指を置くことも大切になってきます。毎回正しい位置に置くのは最初の頃は難しく感じます。
同じ弦楽器でもギターはフレットがあるので音程がグッと取りやすくなります。
2.フォームが複雑
バイオリンはフォームが複雑です。バイオリンの持ち方、姿勢、指の置き方、シフトチェンジ、ビブラート。
弓の持ち方、弓の各場所での動かし方、などコントロールしないといけないことがたくさん!
しかもこのフォームが、演奏のクオリティに影響を与えてくるのでおざなりにはできません。
管楽器と比べてみても、バイオリンはフォーム関して注意することが多い楽器となっています。
3.奏法が沢山ある
デタッシェ、スタッカート、ピッチカート、マルカート、サルタート、ソティエ、、、
まるでなにかの呪文のようですが、これはバイオリンの奏法の名前です。このほかにもまだあります。
こういった奏法を習得していくのには、鍛錬が欠かせません。
身体的なコントロールやコツが必要になったりするので、すぐできる人もいれば難しく感じる人もいます。
4.細かい音符が多い(他の弦楽器に比べて)
同じ弦楽器のチェロ、ビオラと比べてバイオリンのどこが難しいといえば、理由は細かい音符が多いということです。
バイオリンは楽器の性質上、細かなパッセージを演奏することが多いです。なので自然と難易度が高くなってしまうのです。
難しいだけではないバイオリンの魅力
音程、フォーム、奏法、細かい音符、とバイオリンの難しさについて挙げてきました。
しかし、これは裏を返せばバイオリンのもつポテンシャルとなるのです。
どういうことかと言うと、
まず音程は自分で作り出すので、他の楽器とアンサンブルをしたときに、相手の音程感と合わて調和することができます。
フォームや奏法も難しい分、沢山の表現力を持つことができます。激しい音楽だったり、優しい音楽だったり、人の心を揺さぶるような演奏をすることができます。
そして細かい音符、パッセージは弦楽器の花形として、演奏に彩りを与えます。
さて、以上バイオリンがなぜ難しいのか?4つの理由でした。いかがだったでしょうか?
ぜひ難しさを克服して楽しいバイオリンライフを送ってください。
参考になれば幸いです♩