弓を持つときの親指と小指は軽く曲がった状態で持つのが理想的です。また弓先では基本の持ち方より指を軽く伸ばします。
弓の持ち方って難しいんだ。特に小指のコントロールが大変で、気がつくとピーンと伸びてしまうよ。
ピーンと伸びてしまうのはチカラが余分に入っている状態です。正しい練習をすれば治るようになりますよ。
親指と小指の基本的な動き
・弓元では親指と小指は丸い
・弓先では親指と小指は軽く伸びる(完全に伸びきってしまわない)
・弓を持つときにチカラが必要以上に入りすぎないように
指の動きは柔軟に変わる、という点がポイントです。
例えば曲がっている状態をキープしようとすると、手首にチカラが入ってしまいます。
もちろん伸びきってしまっていてもカチカチになってしまい良くないです。
ゴムのように、自由自在に動けるイメージを持ってみましょう。
親指の力を緩める練習
親指の柔軟性は演奏の際にとても重要です。必要な分のチカラより多くのパワーを使ってしまう、緩めるときに緩めることができない。
こういった状態を解決させるのに次の練習をしてみましょう。
1、ダウンで開放弦を弾きます(A線)
2、弾いている間に、親指を曲げたり伸ばしたりします。
3、最初は1回からはじめて、慣れてきたら数回曲げ伸ばしをします。
この練習は実際の曲で直接的に使うことはあまりありません。ですが、この動きができる人とできない人ではコントロールに差が出てきます。
小指の問題
小指がつぶれてしまう人は、指の関節だけで持とうとせずに、指の付け根をリラックスさせて丸く包み込むようなイメージで持ってみましょう。
最初はペンなど、軽いものでイメージを掴む練習をしてみるのもオススメです。
まとめ
弓を持つときの親指と小指の動きは、最初は慣れないものです。
これが無意識にでも動かすことができることを目標にゆっくりと練習してみてください。